LastUpData 2009/9/4
古代語訳 第四部 序章 我が名は混沌

ノーマル
 オープニング

ハード
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<ノーマル>オープニング

※冒頭の台詞は省略

[ネサラ]
 …ったく、嫌な空気だ。
 やたらに澄んでて、
 濁りがまったくないときている。▼
 こんな中にいると、
 まるで自分が…醜い塊にでも
 なったような気がするぜ。▼

[リアーネ]
 どうしたの、ネサラ?

[ネサラ]
 …いや、なんでもない。
 独り言だ。▼

[ニアルチ]
 ぼっちゃまも、リアーネお嬢様も
 明日に備えて、もうお食事にしましょう。
 爺がご用意いたしましたぞ。▼

[ネサラ]
 ニアルチ…
 もう子供じゃないんだ。
 いい加減”ぼっちゃま”は、やめてくれ…▼
 やれやれ…やっとリアーネのところに
 厄介払いできたと思ったんだが……▼

[スクリミル]
 !
 ネサラ…っ!この…っ!
 ラグズの裏切り者めが!!▼

[ネサラ]
 …まぁ、これが当然の反応だろうな。
 こっちも、お前に八つ裂きにされても
 文句は言えないと思っている。▼

[スクリミル]
 よくも、のこのこと俺の前に
 姿を見せられたな。
 …同胞の恨み、今晴らさせてもらう!▼

[リアーネ]
 ええっと
 だめ、ネサラ…いじめる、の!▼

[スクリミル]
 いじめる!?
 こいつのせいで俺たちラグズ連合が
 どんな目にあったと思う!?▼

[リアーネ]
 でも…ネサラも、してる。
 とても、とっても…
 …… …… ………!▼

[ネサラ]
 リアーネ、おまえな…
 人の内側まで
 覗くもんじゃないぞ。▼

[スクリミル]
 このままでは済まさん…
 この場で
 落とし前をつけさせてもらおう!▼

[ニアルチ]
 ぼ、ぼっちゃまに
 手を出されるのなら…
 まずはこの老いぼれに!!▼

[スクリミル]
 どけ!
 どかぬなら、共に…▼

[ネサラ]
 待て、スクリミル!
 …2人とも離れろ!!
 …ちっ▼

[スクリミル]
 臆したか!
 鴉王っ!!▼

[ネサラ]
 悪いが気が変わった。
 よく考えてみれば、おまえより
 報復の優先順位の高い奴がいる。▼
 先におまえにやられたんじゃ、
 そいつの怒りを
 受けてやれなくなるからな。▼

[スクリミル]
 なるほど…それは道理だな。▼

[ネサラ]
 なんだ…そんなにあっさり退くのか?
 血の気の多い獅子とは
 思えない行動じゃないか。▼

[スクリミル]
 ………▼

[ニアルチ]
 い、命拾いしましたな。
 てっきり…
 もうダメかと……▼

[リアーネ]
 よかったね、ネサラ。

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<ハード>オープニング

※冒頭の台詞は省略

[ネサラ]
 …ったく、嫌な空気だ。
 やたらに澄んでて、
 濁りがまったくないときている。▼
 こんな中にいると、
 まるで自分が…醜い塊にでも
 なったような気がするぜ。▼

[リアーネ]
 どうしたの、ネサラ?

[ネサラ]
 …いや、なんでもない。▼

[ニアルチ]
 ぼっちゃまと
 リアーネお嬢様のお食事は
 爺がご用意致しますぞ。▼
 いましばらく、お待ちくだされ。▼

[リアーネ]
 わたしも てつだう!

[ネサラ]
 リアーネ、おまえは
 手伝わなくていいから。▼

[リアーネ]
 どうして?
 おいしいこのみ いっぱい
 さがしてくるのに…


[ネサラ]
 俺はおまえと違って
 木の実じゃ腹は膨れないんだよ。▼

[スクリミル]
 !▼

[ネサラ]
 どうした、スクリミル。
 そんなしけた顔をして…
 いい晩飯にありつけなかったのか?▼

[スクリミル]
 俺に気安く話しかけるな!▼
 …こうして同じ隊となったが……
 俺はあんたを信用せんぞ!
 ラグズの裏切り者めが!!▼

[ネサラ]
 まぁ、当然の反応だろうな。
 別にこっちも申し開きして
 許しを請うつもりはない。▼

[スクリミル]
 この…っ
 痴れ者がぁっ!!▼

[ニアルチ]
 ひ、ひえぇ…
 ぼっちゃまっ!▼

[リアーネ]
 やめて!
 ネサラに らんぼうしないで!


[スクリミル]
 ええい、鷺の姫よ!
 そこをどけ!!▼

[リアーネ]
 いや!あなたは そんなにおおきいから
 ぶたれたら
 ネサラが こわれるでしょ!


[スクリミル]
 何と言っているのだ!?
 古代語では
 さっぱりわからん!▼

[リアーネ]
 ええっと
 だめ、ネサラ…いじめる、の!▼

[スクリミル]
 いじめる!?
 そんな生易しいものではすまさん!▼
 こいつのせいで
 俺たちラグズ連合が
 どんな目にあったと思う!?▼

[ネサラ]
 ……▼

[リアーネ]
 でも…ネサラも、してる。
 とても、とっても…
 …… …… ………!▼

[リアーネ]
 くるしんでるって どういうの?

[ネサラ]
 リアーネ、おまえな…
 人の内側まで
 覗くもんじゃないぞ。▼

[リアーネ]
 ごめんなさい。
 わたし、ネサラが しんぱいで…


[ネサラ]
 わかってる。
 けどな…それで
 おまえが心を痛める必要はない。▼
 これは俺が負うべき責任だ。
 俺はそれだけのことをやった。▼
 ここでスクリミルに八つ裂きにされても
 文句は言えない。▼

[スクリミル]
 殊勝な心がけだな、鴉王!▼

[スクリミル]
 ならば望みどおり…
 この場で
 落とし前をつけさせてもらおう!▼

[ネサラ]
 ……▼

[リアーネ]
 だめ!ぜったい だめ!!

[ニアルチ]
 ぼ、ぼっちゃまに
 手を出されるのなら…
 まずはこの老いぼれに!!▼

[スクリミル]
 どけ!
 どかぬなら、共に…▼

[ネサラ]
 待て、スクリミル!
 …2人とも離れろ!!▼

[リアーネ]
 いや!

[ニアルチ]
 いやですじゃ!!▼

[ネサラ]
 ちっ▼

[スクリミル]
 臆したか!
 鴉王っ!!▼

[ネサラ]
 悪いが気が変わった。▼
 よく考えてみれば、おまえより
 報復の優先順位の高い奴がいる。▼
 先におまえにやられたんじゃ、
 そいつの怒りを
 受けてやれなくなるからな。▼

[スクリミル]
 なるほど…それは道理だな。▼

[ネサラ]
 なんだ…
 そんなにあっさり退くのか?▼
 血の気の多い獅子とは
 思えない行動じゃないか。▼

[スクリミル]
 ………▼

[ネサラ]
 …………▼

[ニアルチ]
 い、命拾いしましたな。
 てっきり…
 もうダメかと……▼

[リアーネ]
 よかったね、ネサラ。

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